サウンド&アートワーク

【サウンドについて】

文 : cloe

 

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メジャーデビュー時に出して頂いたミニアルバム

「Boys be ambitious」を聴いて下さっている方は
わりと私の曲は音数も多く、キラキラしていて明るい印象をお持ちの方が
ほとんどだと思うのですが

今回のアルバムは
デビュー前にモバゲーで投稿していた数十曲や
配信限定の曲「アンサー」の音の感じにどちらかといえば似ていると思います。

感覚なので言われてみれば、
みたいなところはあるし
わかる人はわかるというかんじなのですが

曲って同じ人が作っていてもアレンジする人で
全く違った印象になったりするので面白いんです。

それはさておき
今回の15曲、ひと言で言えば
1枚の音の絵本というイメージ。

子供の頃、夜眠る前に毎日親におとぎ話を読み聞かせてもらって
安心して眠りについていたその頃の記憶がリンクしています。

なので音も全体的に言えば
使っている楽器やエフェクトは電子楽器中心(後で説明します)なのですが
音数は極力控えめに、エレクトロ特有の電子的ゴリゴリ感は少なくして、
音の間にはコーラスや効果音(自然音)等をあえて入れたので
アナログ的な懐かしさを感じるような
レトロな雰囲気の音になっていると思います。

そして今回アルバム全曲に統一性をもたせるのに
決まった何種類かの楽器にこだわりました。

具体的に書いていくので
お付き合い頂けたら嬉しいです!

基本的に
キーボード、シンセベース、
エレキギター、スタイロフォン、
リズム(打ち込み、カホン&ウィンドチャイムの生パーカッション、
スタイロフォンビートボックスなど)、
声(メイン、コーラス、オートチューン系のボーカルエフェクト)
そして物語の世界を深めるこのアルバムのキーポイントの効果音で
構成されています。

◎キーボードは私がライブ等で使ったりしている
スウェーデンのClavia Nord Electro2


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◎ベースはアナログシンセサイザーを使用していて
1993年にイギリスのNOVATIONから発売された初代BASS STATION


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◎生のエレキギター

◎そしてイギリスの電子楽器、スタイロフォン(Stylophone1967~1980)の復刻版を使用。
この楽器はおもちゃのようなお洒落な楽器。
電子楽器だけれど民族楽器のスコットランドのバグパイプような雰囲気の音が出るんです。
電子楽器なのに民族楽器のレトロで郷愁のある雰囲気に似ている音だという不思議な質感と、
おもちゃみたいな楽器というのが遊び心があって良いなと思い
この音は絶対入れたいと思い選びました。

ギターにはカッティングノイズとかがあるように
スタイロフォンも特有のスライドノイズがあって
(シルバーの鍵盤みたいになっている所を棒でスライドして弾くんです!)
それもあえて消さずにアナログ感を出しました。

デヴィットボウイの「space oddity」(1969)とかでも使用されているみたいなのですが
誰かがいいと言っているからとかではなくて
自分の感覚で、いいと思える好きな楽器を入れたかったんです。


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◎リズムは打ち込みにプラス、STYLOPHONE BEATBOX/スタイロフォンビートボックス。
ウィンドチャイム(USA Tree Works)やカホン(ドイツ Schlagwerk)などの生パーカッション。


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◎声はメインの他に、
私は音大の声楽科だったり合唱部だったのでそんな経験を生かして
コーラスをふんだんに入れ込んでみました。

◎DTM,DAW,レコーディングには
Avid Pro Tools,PreSonus Studio Oneをメインに使用し、
総合的なミックスは
WAVESのプラグイン(The Tony Maserati CollectionやL316)を
主に使用しています。

けっして派手ではない落ち着いたメロウな曲調、
それでいて効果音等もプラスして
よりファンシーな音作りを目指しました。

 

 

 

【アートワークについて(CDジャケット&歌詞カード)】

今回はずっとやりたかったデジパック仕様です。



アナログレコードのような
紙で出来たジャケットながら
CDはしっかり透明なプラスチックに固定されていて
守られているから安心な仕様。
なにより、
手に触れる程味が出ていい感じになる紙の風合いが
好きだからこれにしたかったんです。
1曲1曲のイメージのイラストを
nuiさんが時間をかけて描いて
それを私が1枚の表紙に表現してみました。
※歌詞カードには
nuiさんのイラストがカラーで存分に描かれています。
(15曲分の私の解説も入っています。)
表紙のデザインは
夜がやがてやってくるのを
待ちわびているような
そんなイメージにしました。
ちなみに月は本物の月。
ちゃんと生で撮影しました。
表紙を自分の姿の写真とかにしなかった理由は
特に私はそういうのはこだわっていないというのもありますが
作家としてその作品自体を伝えたいという気持ちが1番にあって、
アルバムの中身に通じる、より中身を連想させる表紙でありたいと
思いこういう風にしました。
MVに関しても同じく、観てくれる方に
一番内容を理解してもらえるようなMVにしたいと思いそれを優先にして作っています。
(特に今回はアルバムの中身が
夢のような、絵本の物語のような世界観だったりするので。)
その他の中身もこだわりが沢山詰まっています。
このアルバムを持っているだけで
みんなに自慢したくなるような、
所有する喜びを満たしてくれるような、
そんなドキドキするアイテムに
なってくれればいいなと思って作りました。